埼玉県立小児医療センター(さいたま市)で抗がん剤の髄腔内注射を受けた患者から使われるはずのない薬剤「ビンクリスチン」が検出され、うち1人が死亡した問題で、センターは8日、昨年11月から原則中止している髄腔内注射を8日付で再開したと明らかにした。医療事故調査委員会の報告書を踏まえた再発防止に取り組めば、安全が確保できるとしていた。

 センターによると、再発防止策として、監視カメラを設置し、薬剤師2人によるチェック態勢の導入を実施している。

 センターでは昨年1月以降に抗がん剤の髄腔内注射を受けた白血病患者5人のうち、10代男性が死亡、別の患者2人が重体となった。