カンボジアでの臓器移植を巡る有償あっせん事件で、腎臓の生体移植を受けた70代の男性患者とドナーの女性、現地の病院関係者らが「移植を口外しない」と誓約していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁などの合同捜査本部は、男性らが不正な移植と認識した上で、発覚を免れようとしたとみている。
捜査本部は9日、男性に移植をあっせんし、対価を受け取ったとして臓器移植法違反容疑で逮捕した一般社団法人「国際医療相談室」の実質的運営者菊池仁達容疑者(66)を送検した。
捜査関係者によると、男性は1月上旬、首都プノンペンにある「プレアケットメリア病院」に入院。院内でドナーらが集まり、金銭・脅迫による臓器提供ではないことや、移植について口外しないことを宣誓した。
男性は渡航前、手術を担当する中国人医師への謝礼などの名目で、計約1200万円を菊池容疑者の口座などに振り込んだ疑いがある。また、容疑者の指示で、手術費用として15万7500ドル(約2500万円)を現地で医師側に手渡したという。








