【ワシントン共同】ロイター通信は13日、中国当局が米国籍の地震学者の男性(54)を2年近く拘束していると報じた。男性は中国出身で、北朝鮮の核実験を探知する研究に従事していた。専門家からは、中国が地下核実験を秘密裏に実施する能力を向上させるため、男性の専門知識を利用しようとしているとの見方が出ている。

 ロイターによると、男性はヨウリン・チェン氏。2011年に米国籍を取得し、米国務省や米空軍の研究所の資金提供を受け、北朝鮮の核実験で発生する地震波について研究していた。

 中国にいる家族を訪問して米国に戻ろうとしたところ、24年11月に北京の空港で当局者に拘束され、25年5月にスパイ罪で起訴された。