ニチレイグループの物流センター=16日、千葉県船橋市

 ニチレイは17日、サイバー攻撃によるシステム障害で停止している低温倉庫の入出庫作業を順次再開する。最大手による低温物流の停滞の打撃は、スーパーなどでの冷凍食品の欠品から学校給食のメニュー変更まで広範囲に及んだ。長期化すれば食卓や企業業績への影響は避けられず、いつ正常化するかが焦点となっている。

 ニチレイは競合他社も含めて小売り、外食向けに商品の保管から配送までを手がけており、関連の取引先企業は約5千社に上る。日本ケンタッキー・フライド・チキンは納品に支障が出て営業時間を短縮するなどの対応を迫られた。イオンでも一部商品で欠品が続き、店舗ごとに在庫の偏りがある商品は融通することを検討している。

 中華食堂「日高屋」を展開するハイデイ日高は、冷凍食品を手がけるニチレイフーズからの唐揚げや春巻きなどの供給が滞り、店舗の在庫状況によっては販売を休止している。ニチレイ側からはハイデイ日高の施設に18日に届くと連絡があり、19日には店舗に納品できるという。