佐伯株式会社
クリーニング業界への革新:地域との連携による新規顧客獲得とビジネスチャンスの拡大を図ります。

羽毛布団を「捨てる」から「循環させる」へ
佐伯株式会社、クリーニング店を拠点とする循環型サービス「羽毛お直し本舗」を本格展開

寝具卸売業の佐伯株式会社(本社:名古屋市西区、代表取締役:佐伯 勉)は、自治体における粗大ごみ処理負担の増大および羽毛原料の高騰・供給制約といった社会的課題に対応するため、登録商標「羽毛お直し本舗」の展開を本格化します。同サービスは、生活者に身近なクリーニング店を回収・再生の窓口とし、不要となった羽毛布団の消費者還元型リサイクルと、使用年数を経た羽毛布団を再生するリフォームを組み合わせた循環型事業です。現在、展開店舗は約150店舗となっています。

年間約1.9兆円にのぼる国内のごみ処理コストという社会的負担に対し、同社は寝具卸として蓄積してきた知見を活用し、羽毛布団を廃棄物ではなく再生可能な天然資源として循環させる仕組みの普及を図ります。
※当社調べ(クリーニング店を起点とした消費者還元型羽毛リサイクルモデルとして)

1. 背景:大量廃棄時代から循環型社会へ
日本の家庭に羽毛布団が爆発的に普及した1990年の生産ピークから35年。今、数千万枚規模の寝具がその製品寿命を一斉に迎えようとしています。現在、自治体が回収する粗大ごみの中で「布団」は排出量1位を占めており、その多くが有効利用されずに廃棄・焼却されているのが実情です。
名古屋市で寝具卸売業を営む佐伯株式会社は、こうした課題に対応するため、クリーニング店を拠点とした羽毛布団のリサイクルおよび再生事業「羽毛お直し本舗」を本格展開します。本事業は、生活者の身近な窓口であるクリーニング店を通じ、廃棄物削減と資源保護の両立を目指すものです。
従来、粗大ごみとして処分されることの多かった羽毛布団を、高品質な天然資源を含む再生対象として捉え直し、再び市場へ循環させることで、環境負荷の低減と原料高騰への対応を同時に進めます。

2. 市場環境:羽毛原料の高騰と「捨てない」選択の必然性
羽毛布団を取り巻く市場環境は、近年大きく変化しています。主原料であるダウンの価格は、この10年間で円換算ベースで約10倍に高騰しました。背景には、主要供給国における水鳥の飼育数減少や、世界的なダウン需要の拡大があります。新品価格の上昇は、生活者の負担増にも直結しています。
こうした環境下では、従来の「古くなったら廃棄する」という消費行動は、家計面・環境面の双方から見直しが求められています。一方、自治体の粗大ごみ回収では、消費者は廃棄費用を負担するのみで、資源価値の還元を受ける仕組みは限定的です。
「羽毛お直し本舗」は、従来の「費用を払って捨てる」という仕組みを、「持ち込んで利益を得る」仕組みへと転換します。
クリーニング店に不要な羽毛布団を持ち込むと、1枚につき500円分のクリーニング商品券をその場で進呈。
自治体の回収・入札制度を介さず、消費者と再生業者を直接つなぐことで、リサイクルによって生まれた利益を消費者へ還元します。
また、店頭で清潔に管理・回収することで、屋外放置による雨・汚れ・動物被害などを防止。高品質なリサイクルダウンとして、ダウンジャケットや新しい寝具へ再利用することが可能になります。

3. サービスの柱(1):新品同様の品質を目指す「羽毛お直し(リフォーム)」
「羽毛お直し本舗」の第一の柱は、製品を「新品同様」へと再定義する高付加価値リフォームサービスです。
本サービスでは、日本羽毛製品協同組合が認定する最高品質の「プレミアムダウンウオッシュ加工」を標準採用。羽毛布団の中の羽毛は、富士山の湧き水で洗浄された後、厳格な工程を経て、愛着のある布団を蘇らせ、新品の時の暖かさを取り戻します。

【工程】
個別解体: 1枚ずつ個別に解体し、中の羽毛のみを取り出す。
洗浄・ブロー: 富士山の湧き水から作られる温水と、専用洗剤で皮脂や汚れを徹底洗浄し、高温乾燥で本来の弾力を復元。
除塵: 切れた羽毛やチリ、ホコリを精密に除去。
吹き込み・仕上げ: 蘇った羽毛を、最高級の「60サテン・綿100%」の新しい側生地に充填。羽毛の量が足りない場合は、無料で足して元通りのボリュームになります。
検品: 目視および金属探知機による徹底した品質チェック。
価格(税込):シングルサイズ 27,500円(カラー:ピンクまたはブルー)、ダブルサイズ 38,500円(カラー:ピンクのみ)。足し羽毛は無料で対応します。

4. サービスの柱(2):三方良しの「消費者還元型リサイクル(お引き取り)」
第二の柱は、クリーニング店舗を通じた利便性の高い回収スキームです。
回収プロセスと還元: 消費者が不要になった羽毛布団(破れ・汚れがあっても可)を提携店へ持ち込むと、1枚につき500円分の「クリーニング金券」が進呈されます。
戦略的意義:この還元は単なる値引きではなく、寝具専門店に足を運ぶ機会の少ない生活者を、身近なクリーニング店へ誘導する来店動機となります。従来の「清潔にする」需要に加え、経済的合理性を重視する層への訴求も可能になります。
循環の広がり:回収された羽毛は専門工場で洗浄・再生され、リサイクルダウンとして羽毛布団やダウンジャケットなどに再利用されます。生活者にとって身近な寝具を、目に見える形で資源循環へつなげる点に特徴があります。

5. パートナーシップ戦略:クリーニング店の経営課題に対応
本事業は、クリーニング業界が抱える新規顧客開拓と賠償リスクへの対応策としても位置付けられます。
クリーニング店側のメリット
新規顧客の獲得:回収希望者の多くが新規客であるという実績に基づき、店舗に新たな顧客接点を創出します。
収益機会の創出:進呈した金券が使用されない場合、当社が支払う回収代金は店舗側の収益となります。
リスクマネジメントの安定化:洗浄による事故が懸念される古い布団に対し、事前に「回収」や「お直し」を提案することで洗濯事故を未然に防止します。万一の事故時も、従来の「主観的な申告価格」による弁償ではなく、お直しによる「定額賠償」が可能となり、経営リスクの低減につながります。
導入支援
販促キット: 店頭ポスター、チラシ、金券、クリーニング品に貼り付けるビラ、を初回1セット無償提供。
体験プログラム: 実施店には「無償お直し体験」を提供。店主自らが品質を実感し、自信を持って提案できる体制を整えています。
加盟料は無料:2026年3月現在、スタートアップ期間のため加盟料は不要です。加盟店は当社ホームページで順次案内します。
同社は、クリーニング店が過度な初期負担を負うことなく循環型事業へ参加できる体制を整えています。

6. 展開状況と今後の展望:東海地方から全国へ
現在、愛知・岐阜・三重の主要クリーニングチェーンを中心に、展開店舗は約150店舗に達しています。地域に根ざしたクリーニング店網を活用することで、生活者が日常的に利用しやすい回収・相談窓口の整備を進めています。
今後は東海地方での展開を基盤に、循環型社会の実現に賛同するクリーニング店との連携を広げ、全国展開を視野に入れます。
広報展開:2026年4月より、CBCラジオの午前番組でCMを放送しています。今後も各種媒体を通じ、羽毛布団の再生・循環利用に関する認知拡大を図ります。
佐伯株式会社は、「羽毛は循環利用できる貴重な天然資源である」との認識を広げ、身近なクリーニング店を拠点とした資源循環モデルの定着を目指します。

7. 会社概要・問い合わせ先
【佐伯株式会社 概要】
佐伯株式会社は明治30年から大正、昭和、平成、令和と中部地方を地盤に、名古屋で卸売を続けてきました。創業時から受け継いだ実直な使命感の連鎖が、「寝具へのこだわり」を今日まで体現し続けています。現在でも、時代の変化に合わせた商品やサービスを試行錯誤し、オンラインショップや実店舗に、挑戦を続けています。
今回、羽毛布団のケアと循環型ビジネスを組み合わせた新たな取り組みとして、「羽毛お直し本舗」を展開します。賛同するクリーニング事業者との連携を通じ、限りある天然資源の有効活用に取り組みます。
運営会社:佐伯株式会社
所在地:愛知県名古屋市西区康生通2-21
代表電話: 052-522-8181
メールアドレス: info@umou-onaoshi.com
ブランド名: 羽毛お直し本舗(登録商標)
展開店舗数:約150店舗(現在)
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※本件に関する取材、および提携を希望されるクリーニング店様からのお問い合わせは、上記連絡先までお願いいたします。
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