太平洋戦争の時代を中心に、軍事施設跡や追悼碑など全国各地の約250カ所を紹介した事典「決定版日本の戦争遺跡」が6月、大月書店から出版された。戦争遺跡保存全国ネットワーク編。共同代表の菊池実さん(71)=群馬県高崎市=は「敗戦時の児童も今は80代後半。歴史をいかに次世代へ引き継いでいくかが重要だ」と語る。
執筆には全国100人以上の研究者らが参加。菊池さんが特に印象に残ったと話す高崎市の「陸軍岩鼻火薬製造所跡」は、写真や地図とともに紹介した。菊池さんが改めて訪れると、記憶にあった木造建築物が倒壊しており、年月を肌で感じたという。
価格は1万4300円と高価だが、図書館などでの広がりを期待する。「戦争の実態に関心のある人に読んでほしい」





