高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは県内の校長らトップにインタビュー。今回は美濃加茂高校(美濃加茂市本郷町)の船戸宙治校長(63)です。東京大学3年連続、京都大学も2年連続で合格者を出し、全国大会レベルの部活動も盛んな私立高校です。そんな文武両道の高校が始めたのが「LAP」という講座です。30以上の講座では共通テストや英検対策からビブリオバトル、カードゲームまで幅広い内容に触れます。授業時間を減らして始めた「LAP」、その狙いとは。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
―美濃加茂高校の特徴は。
「安心・安全で誇りの持てる学校」を昨年度、スクールビジョンとして打ち立てた。保護者にとって、子どもが「行ってきます」と登校し、「ただいま」と帰ってくる、そのルーティンは大切なこと。子どもが安心して安全に過ごせる学校でありたい。
もう一つは生徒が自分の学校に誇りを持てることが大事だ。自分の所属しているコミュニティに「こんな素敵な友だちがいるよ」と誇れることが大切だと考えている。
―「LAP」という取り組みを始めているが、どんな講座か。
「リベラル・アーツ・プログラム」の頭文字を取ったもので、日本語では「一般教養講座」の意味だ。2024年度から始めたが、大学の講義形式をイメージしてもらうと分かりやすい。6限のレギュラーの授業が終わった後、希望者が自分で受ける講座を選ぶ。以前は7限授業を画一的に行っていたが、これを廃止してLAPを導入した。一部を除いて本校の教師たちが講師を務める。
―どんな内容か。
30講座以上あるが、大きく分けて学習講座と文化講座の2種類ある。高校生だけでなく中学生も受けられる。例えば高校1年生の学習を取り上げた講座では、振り返りをしたい高校2年生も、少し先取りしたい中学3年生も受けられる。共通テスト対策の講座やプログラミングに特化した講座、英語の長文読解に取り組む講座がある。私自身も難関大を目指す3年生を対象とした「船戸塾」という英語の講座を受け持っている。...









