捜査や公判の在り方を学者らが議論する法務省の「これからの刑事手続きに関する研究会」が30日開かれ、機械製造会社「大川原化工機」(横浜市)の冤罪事件で逮捕・起訴後に起訴が取り消された同社元取締役が出席した。保釈が長期間認められなかった自身の体験は「事実上の服役だった」と強調。「保釈は例外ではなく原則であることを、裁判官には徹底してもらいたい」と訴えた。
元取締役は島田順司さん(73)。1年近く保釈が認められず、接見禁止も続いたため「家族に会えず、会社の状況も分からなかった」と振り返った。同社元顧問は勾留中に胃がんが見つかったのに保釈されず、望んだ医療を受けられないまま72歳で他界した。




