「曲がったことが嫌いで、とにかく優しい子だった」。沖縄県名護市辺野古沖の転覆事故から4カ月半。武石知華さん(17)の両親は30日に初めて開いた記者会見で、突然奪われたまな娘への思いを涙ながらに語った。「残された親としては、事故の責任がどこにあるのかを明らかにする活動をしていくしかない」と決意を表明した。

 母親は「知華は学校が大好きだった」とし、告訴対象に学年主任や引率教員を含めることには悩みがあったと説明。それでも「知華は、正すべきを正して、みんなが安心して過ごせる高校に変わってほしいと思っている」と理由を述べた。

 2人娘の次女で「ママっ子」だった。母親は、今も生前と同じように朝食を用意したり、夜更かしすることが多かった知華さんのために夜食を仏壇に供えたりしていると語り「会いたくて、抱きしめてあげたくて仕方がない」と声を震わせた。

 事故当日に船で撮影されたとされる映像も流され、父親は「初めて見た時は直視できなかった」と説明した。