対話型AIとの対話で子どもの主体的な思考を促進、家庭内の学習行動に変化
2026年8月4日
株式会社 電 通
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:松本 千里、以下「当社」)は、社内横断型の社会課題解決ユニット「シャカツ」※1が2025年に開発した子どもの“なんで?”を育み、子どもと保護者の対話のきっかけを提供する対話型AIぬいぐるみ「なんでちゃん」をアップデートし、新たに教育視点を導入しました。今回のアップデートでは、株式会社電通グループのR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」※2ならびに教育工学および生成AIを専門分野とする東京大学 大学院工学系研究科 吉田塁准教授と協働で実施した家庭内実証実験の結果を踏まえています。これにより、「なんでちゃん」は子どもの素朴な“なんで?”に寄り添いながら、答えを一方的に与えるのではなく、対話を通じて一緒に考える体験を提供します。
なお、本アップデート後の「なんでちゃん」との対話を体験できるイベント「夏休みのなんで展」を2026年8月18日(火)~2026年8月31日(月)まで、東京・代官山 蔦屋書店で開催します。
近年、生成AIの急速な進化により、疑問に対して即座に答えにたどり着ける環境が広がっています。その結果、子どもが自ら“なんで?”と問いを立て、その理由を考えたり、周囲の大人と対話を通じて問いを深める機会が奪われ、子どもの主体的な思考や好奇心を育む機会が失われつつあります。
こうした状況に対応するため、当社は、子どもの認知発達に最適なAI設計を目指し、“すぐに答えを教えない”AIロボット「なんでちゃん」を開発しました。考えるためのヒントを与え、「あなたはどう思うか」と問い返すことで、思考の深化や発想の広がりを促す対話を実現しています。対話設計・インターフェイスデザインなどに、当社のクリエイターのノウハウが活用され、子どもが自発的に「なんでちゃん」と会話し、問いを楽しめるよう設計されています。
今回の実証実験では、子どもたちから「自ら考えるきっかけになった」との反応が見られました。また、保護者からも、「なんでちゃん」との対話が、子ども自身の興味・関心について深く考える機会につながったとの声が寄せられました。これらの結果から、「なんでちゃん」は、子どもの思考力を引き出す存在として機能するとともに、子どもと保護者のコミュニケーションを豊かにする可能性が示されました。
<東京大学 大学院工学系研究科 吉田塁准教授のコメント>
生成AIが普及した今、すぐに答えを得られますが、大切なのは“なんで?”と自ら問い、考える過程そのものです。実証実験において、「なんでちゃん」は答えを教えず問い返すことで、多くの子どもの思考や実体験、興味関心の深掘りを促しました。また、保護者が子どもとの接し方を学ぶ機会となった点も意義深いです。“なんで?”を楽しむ体験が、子どもだけでなく家庭全体に広がっていくことを願っています。
■夏休みのなんで展 概要
【期 間】2026年8月18日(火)~2026年8月31日(月)
【時 間】09:00~22:00
【会 場】東京都渋谷区猿楽町17-5 代官山 蔦屋書店 1号館2階 KIDSフロア
詳細については、「なんでちゃん」公式インスタグラムをご覧ください。
URL: https://www.instagram.com/nandechan588?igsh=MXgwdHlsN3k1MmgxaQ%3D%3D&utm_source=qr
今後も当社は、「なんでちゃん」を活用した展示やイベント、ブラウザ上での体験提供など、子どもが「なんで?」を通じ、思考力を育むきっかけを提供し、子どもたちの好奇心を起点にした思考力を育む社会づくりを一層進めてまいります。
※1 多様な視点とクリエイティビティを掛け合わせ、社会課題解決につながるソリューションを創出する社内横断ユニット。
※2 未来の事業基盤の創造に取り組む電通グループ全体のR&Dを推進する組織。 https://innovation.dentsu.com/
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国内電通グループは“人間の知(=Intelligence)”と“AIの知”の掛け合わせに よって、顧客や社会の成長に貢献していく独自のAI戦略「AI For Growth」を推進しています。
AI For Growthについては、以下ウェブページをご確認ください。
https://www.dentsu.co.jp/labo/ai_for_growth/index.html
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以上











