【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は14日の声明で、米国製防空システム「パトリオット」用の迎撃ミサイルのライセンス生産に向けた決意を表明した。「人命を守るために不可欠なミサイルの確保と国内での生産に関する合意に取り組んでいる。容易ではないが、必ず実現する」と強調した。

 トランプ米大統領は7月上旬、ゼレンスキー氏にパトリオット用ミサイルのライセンス生産を容認すると伝えたが、同月下旬に一転して否定し、実現が不透明になっている。ウクライナでは迎撃ミサイルが不足し、ロシアの弾道ミサイル攻撃による被害が拡大。パトリオット用ミサイルの確保が急務となっている。

 ゼレンスキー氏は「われわれは戦争が始まって以来、不可能だと言われてきた武器や装備、技術を確保してきた。パトリオット用ミサイルも同様に実現するだろう」とした。その上で「政治レベルでの遅れは人命を奪うだけだ」として米政権に迅速な行動を訴えた。