ご飯とみそ汁

 消費者の「コメ離れ」は起きていない? 農林水産省は3日までに、国産主食用米の需要動向に関する新たな分析を発表した。「令和の米騒動」以降の価格高騰で国産米の消費量は減少したものの、より安価な外国産米へ置き換えが影響した可能性があるとして「コメ消費全体の減少傾向は見いだし難い」との見解を示した。

 米騒動を受け、流通現場などでは主食であるコメ全般の消費志向が低下したとの声が根強く、これに疑問符を付けるような分析は珍しい。ただ農水省も「食行動の変化の実態は、さらなる分析が必要だ」と強調した。

 統計データで国産と外国産を合わせた1人当たりのコメ消費量を分析したところ、2023年度の50・3キロから25年度は52・0キロになっており、増加傾向だった。外国産は23年度の0・9キロから25年度は2・9キロに拡大した。23年度以降は、同省のトレンド推計値との比較でも、実際の需要量は上振れしていた。

 総務省の家計調査を基にした分析では、2人以上世帯のコメの購入は数量ベースで増加した。