老舗スーパーのイトーヨーカ堂を中核とするヨーク・ホールディングス(HD、東京)が、早ければ2028年後半に東京証券取引所プライムに株式を上場する方向で準備を進めていることが4日、分かった。野村証券とSMBC日興証券をアドバイザーに選定した。米投資ファンドのベインキャピタル傘下で経営再建が進んでおり、成長を加速させる。
セブン&アイ・ホールディングスの構造改革の一環で売却され、巨大流通グループから独立して9月で1年となった。ヨーカ堂の不採算店の削減にめどをつけ、既存店に集中投資し改装を進めた。鮮魚や精肉の質を高める戦略も奏功して来店客数が向上した。
ヨークHDの26年2月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比約3・2倍の503億円となった。けん引役となったヨーカ堂の利益水準は22年ぶりの高さだった。プライベートブランド(PB)で食品を中心に安さを追求した商品の開発を進め、長引く物価高への対応を強化する。
ヨークHDは約30社を束ねる持ち株会社。上場準備の過程で今後の戦略をどう描くのかも焦点だ。







