岐阜県高山市は4日、JR高山駅(同市昭和町)などで大規模地震発生を想定した国内外の旅行者を避難誘導する防災訓練を行った。鉄道が動かなくなったとし、駅に滞留した旅行者役を近くにある市民文化会館に誘導した。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」車を使わない旅行者は、災害時に駅に情報を求める傾向があることから、市が2024年1月の能登半島地震以降に練ってきた避難計画に沿って訓練を実施。日本人5人と市内で働く外国人4人が旅行者役となり、市職員やJR東海社員ら約40人が参加した。
駅では、音声を英語、スペイン語に同時通訳した内容を画面に表示して鉄道が止まったことを説明。市職員が先導して旅行者を約200メートル離れた同会館に徒歩で誘導した。受け付けの後、小ホールで食料を配布した。同会館での滞在は数時間程度を見込み、その後は運行を再開した鉄道か宿泊施設に希望に応じて案内する流れになる。旅行者役の外国人から「会館の地図や写真があるといい」「人数が多い場合の対策が必要」「平らなスペースが必要」との声があった。
同駅では大雨による列車の運転見合わせなどで利用客が滞留することがしばしばあり、25年の大雪の際には最大で約800人が滞留したという。同駅の担当者は「人があふれて階段から転落することを危惧していた。訓練はありがたい」と話していた。
(田島豪人)










