【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が7日、ウィーンで始まった。グロッシ事務局長はイラン核問題を巡り、イラン側と対話がなく「遺憾だ」と述べた。イランの協力がなければ問題解決への進展はないと強調。IAEAとの保障措置(査察)協定の履行義務を順守することが「大変重要だ」とし、早期の査察再開を改めて求めた。

 グロッシ氏は声明で、イランが貯蔵する高濃縮ウランの詳細を1年以上把握できていないとして「極めて緊急に是正される必要がある」とした。

 イラン核問題を巡っては、米国など4カ国が国連安全保障理事会への付託を求める決議案の提出を準備している。決議案が採択されればイランの反発は必至。