厚生労働省が8日公表した7月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、前年同月に比べ2・4%増えた。増加は7カ月連続となり、2〜8月に増加していた2021年の期間に並んだ。前年に比べ物価上昇が抑制され、賞与を含む給与が高水準だった。
7月の名目賃金に当たる現金給与総額は43万6401円で、前年同月比4・7%増。6カ月連続で3%以上のプラスとなるのは34年4カ月ぶり。厚労省の担当者は「春闘などの賃上げ効果が波及している」と話している。賞与を含む「特別に支払われた給与」は6・3%増だった。
統計に用いる消費者物価指数は2・2%の上昇。昨年1〜7月の上昇率は3%、4%台が続いていたが、今年は1〜6月まで1%台で推移。7月は昨年12月以来の2%台になったものの、昨年7月の3・6%と比べれば落ち着いている。
コメ価格が下落したほか、中東情勢の悪化で高騰が懸念されたガソリン価格を、政府の補助金で抑えていることも影響しているとみられる。









