【ワシントン共同】米国の保守系活動家チャーリー・カーク氏=当時(31)=の射殺事件から10日で1年となり、各地で追悼行事が開かれた。トランプ政権や与党共和党は、若年層の右派運動を率いたカーク氏を「勇敢な愛国者」と称賛。11月の中間選挙に向けて若者票の取り込みにつなげる思惑があるとみられる。

 カーク氏はキリスト教に基づく保守的な価値観を若者に広めることを目的とした政治団体「ターニングポイントUSA」の創設者。人工妊娠中絶の権利や多様性を重視する政策に反対し、2024年の大統領選でトランプ大統領の勝利に貢献した。昨年9月10日、西部ユタ州の大学での討論会中に撃たれ死亡した。

 トランプ氏は今月9日に南部テキサス州で開いた共和党大会で、カーク氏が「極左」に殺害されたと決めつけ、民主党支持者は死を喜んでいると一方的に主張した。ルビオ国務長官も10日「文明の敵に責任を取らせることで、カーク氏の遺産を受け継ぐ」とX(旧ツイッター)で訴えた。

 カーク氏の死後、政治団体は妻エリカさんが継承した。