10日、米ニューヨークの国連本部で開かれた対イラン国連制裁を巡る安全保障理事会の会合(共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は10日、対イラン国連制裁を巡る会合を開いた。国際原子力機関(IAEA)が9日の理事会でイラン核問題を安保理に付託する決議案を採択したことについて、ロシアのネベンジャ国連大使は「政治化されている」と非難し「安保理の活動に何の影響も与えない」と主張した。

 中国の代表は、イラン核問題の根本原因は米国による核合意からの一方的離脱や対イラン武力行使にあると述べた。中ロのイラン擁護の姿勢が改めて鮮明になり、安保理での追加制裁議論は困難視される。

 安保理議長国フランスのボナフォン国連大使は、イランが核兵器10個分に相当し得る高濃縮ウランを貯蔵しているとして「深刻な懸念」を表明した。