ひきこもりについて理解を深め身近な社会課題として考えてもらおうと、経験者や支援者らが語り合うイベント「ひきこもりVOICE STATION2026」が、岐阜市神田町の岐阜商工会議所で開かれた。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」厚生労働省が主催し、全国6カ所で開催。パネルトークには、ひきこもりの経験があるお笑いコンビ「髭(ひげ)男爵」の山田ルイ53世さんと、不登校や引きこもる人らの支援に携わるNPO法人仕事工房ポポロ(岐阜市)の中川健史理事長、ひきこもりの経験者2人が登壇した。
山田さんは中学2年から6年間引きこもり、大学入学資格検定(大検)を受けて大学に進学するが、中退し芸人となったこれまでを振り返り、「引きこもっていたときは一日中いろんなことを考えてしまい夕方にはへとへとだった」と語った。ひきこもりの経験者は「ただ生きているだけで世間から取り残されたよう」と当時について語り、長期間にわたる周囲の支えに助けられたとした。
中川理事長は「支えた人は昭和の上昇志向の価値観が続く社会で、新しい価値観で考えようとした。引きこもっている人は社会の変化を敏感に感じ取り悩むが、その人たちの声が次の時代をつくると考える」と語った。山田さんは「いま引きこもっている人には『なんとかなる』ということだけ伝われば。いい意味で粘ってほしい」と呼びかけた。
(小田香緒里)













