与党が秋の臨時国会で成立をはかる衆院議員定数削減法案は、政治分野でのジェンダー平等実現に逆行し、マイノリティーらの意見が国会に反映されにくくなるとして、女性研究者や弁護士らが15日、国会内で記者会見。上智大の三浦まり教授は「多様な声を切り捨て、権力集中を加速させる」と批判した。
法案は、与野党協議で選挙制度と定数削減を検討し1年以内に結論が出なければ、比例議席45を自動的に減らす内容。現職が有利な小選挙区に対し、比例は女性を含む新人が擁立されやすいとされる。2月に当選した女性衆院議員68人中40人が比例選出だ。
会見では社会学者の上野千鶴子さんや作家の雨宮処凛さんらを呼びかけ人として、緊急アクションを行うと表明。賛同する個人や団体を募り、各地での集会のほか、SNSでも発信する。
性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の実現を訴える「#なんでないのプロジェクト」の福田和子代表は「いかに今の政治に女性や若者、障害者らマイノリティーの声が届きにくいか。強者による強者のための政治を許してはいけない」と訴えた。







