15日、AI規制強化を求める集会で発言する民主党系無所属のバーニー・サンダース上院議員=米ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米首都ワシントンで15日、人工知能(AI)の規制強化を求める集会が開かれた。急進左派で民主党系無所属のサンダース上院議員と共和党のトランプ大統領の元側近バノン氏が登壇。政敵の両氏が共闘し、AIの脅威に対応する必要性で一致した。超党派でAIの安全性への懸念が広がっていることが明らかになった。

 世界のAI開発をリードする米企業トップらが制御不能になるリスクなどを理由に開発ペースを緩めるよう主張。トランプ氏は中国との競争に勝利するため反対している。

 サンダース氏は演説で「AIが人間の制御を逃れ、壊滅的な結果をもたらす可能性がある」と指摘。「必要なのは業界による自主的な基準ではなく、法的拘束力のある国際的な安全規則だ」と語り、各国政府に行動を起こすよう求めた。トランプ氏について「この問題に関する無知が恥ずかしいほどだ」と批判した。

 第1次トランプ政権初期に大統領首席戦略官を務めたバノン氏は「極めて特殊な事態」で「党派の対立を超えて立ち向かわなければならない」と訴えた。