津田社長が小学生の工作を応援する理由。それは社長の幼少期の思い出が深く心に残っているからなのです。
社長が小学2年生の頃。おとなしくて人前に出ることも人と話すことも苦手な少年でした。そんな少年をかわいがってくれたのが当時から社長の父(現会長)と仕事仲間であり友人でもあった住吉看板(各務原市)の伊神鈞さん(88)でした。伊神さんは看板業での廃材で駐車場を表す「P」の看板を持って来て「これで何か作れんか?」と夏休みの工作を考えるきっかけをくれ、寄り添ってくれたのです。
「P」の看板で作ったものはピックアップトラックの模型でした。夏休み明けの学校で披露すると先生がみんなの前で褒めてくれ、その作品はクラスの代表として発明くふう展に提出されたのです。社長にとってあの時の体験が“ものづくりって楽しい”と思えた初めての瞬間でした。
今回、服部真由子さんの「どこでも三角表示板」が世界青少年発明工夫展2026(IEYI2026)で最高賞を受賞したことは、社長にとっては我がことのようにうれしいのです。
社長が応援している真由子さんは工作教室に通ったり、自宅では黙々と工作を楽しむ子だとお母様から聞いていたので会社の廃材や材料になりそうなものを渡したりしていました。すると、真由子さんがそれを使って作った作品をプレゼントしてくれるようになり、社長とやりとりをする間柄となりました。小学2年生の時、真由子さんから「ドールハウスを作りたい!」との声が。そこから社長は工作のお手伝いをすることになったのでした。
その2年生の工作は市大会にて「優秀賞」をもらい、クラスの皆の前で先生に褒めていただいたそうです。真由子さんは工作好きな面と裏腹に人前での表現が苦手だったのですが段々自信を持てるようになりましたとお母様やおばあ様からお話を伺い大変うれしく思いました。
「こんなものが作りたい」と思っても子供だけで素材など物質的にそろえることが困難であったりすることでその発想をあきらめさせてしまうのはとても残念なことだと思います。もしそのあたりをお手伝いできることで子供たちが「ものづくりって楽しい」と感じてくれるのなら日本の製造業の将来は希望が持てるのではないでしょうか。
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