サウジアラビア東西パイプライン、ヤンブー、アブカイク、イラン、イラク、イエメン、エジプト

 【カイロ共同】米ブルームバーグ通信は16日、攻撃を受けて損傷し稼働を停止しているサウジアラビアの東西を結ぶ石油パイプラインについて、同国が数日以内に輸送能力の半分程度の再開を目指していると報じた。損傷部分を迂回するルートの設置を進めているという。パイプラインの輸送能力の完全な復旧には約6週間かかる見通し。関係者の話としている。

 サウジ産石油の供給を早期に再開し、世界経済への影響を抑える考えとみられる。ホルムズ海峡の封鎖状態が長期化する中、サウジはパイプラインを使って石油を西部ヤンブーに送り、紅海経由での輸出を強化してきたが、イエメンの親イラン武装組織フーシ派はイエメン沖でサウジ船を対象とする海上封鎖を続けており、供給拡大につながるかどうかは不透明だ。

 ロイター通信は16日、攻撃でパイプラインのポンプ場2カ所が損傷したと報道。15日にはヤンブー港で石油の積み出しが停止したと伝えていた。パイプラインは10日に攻撃を受け、イラクの親イラン武装勢力が実施したとの見方が出ている。