地金などの貴金属や宝飾品の中古買い取りに関する相談が急増している。査定金額の不満などが多く、2025年度に寄せられた件数は20年度と比べて約6倍となった。26年度は7月時点で既に前年度の同時期を上回っており、国民生活センターは「売るかどうかは慎重に見極めてほしい」と注意を呼びかけた。

 店舗での貴金属などの買い取りに関する相談件数は20年度は165件だったが、25年度は937件となり、26年度は7月末までの4カ月で294件に達した。センターは金の高騰や円安を受け、取引が活発化していることが要因にあるとみている。

 相談内容として「今日買い取るのでなければ正確な金額は提示できない」としつこく勧誘された末に売却し、翌日に返品を求めたが、断られた事例や、実際よりも金の重量を少なく見積もった査定金額を伝えられた事例を紹介している。

 センターは、消費者が店舗で取引した場合はクーリングオフの対象外となると説明。「今なら高く買い取ると勧められてもいったん持ち帰り、複数の見積もりを取るなどしてほしい」と指摘した。