倉庫内に積まれた政府備蓄米=2025年2月、埼玉県内

 農林水産省は18日、2025年に放出した政府備蓄米を巡り、21万トン分の買い戻しの手続きを開始した。最大10社が参加する随意契約で、金額などの条件が合えば、同日中に契約が成立する。現行の備蓄方式が始まった11年度以降、放出した備蓄米を買い戻すのは初めて。「価格動向に大きな影響はない」としているが、市場に流通するコメが21万トン分減ることから、価格の下支えになる可能性がある。

 24年夏以降の「令和の米騒動」を受けた放出で落ち込んだ備蓄量を回復させる狙いがある。同省は契約成立後、数量や契約件数を公表する。