電気事業連合会の森望会長(関西電力社長)は18日の定例記者会見で、中部電力浜岡原発(静岡県)の耐震データ不正について「業界全体の教訓として受け止めなければならない」と述べ、改めて謝罪した。原子力事業の信頼を失う問題だと指摘し、経営層の圧力があったとした外部調査委員会の報告書を「厳粛に受け止める」と話した。

 報告書は中部電の社内に不正を正当化する独自の理論があったと分析した。森氏は「組織としても歯止めがかけられなかった。1社だけの問題ではない」と語り、業界として再発防止に努めるとした。

 中部電は14日に報告書を公表し、林欣吾社長らが30日付で辞任すると発表。浜岡原発3、4号機の再稼働の審査申請取り下げも決めた。