【ニューヨーク共同】米投資会社バークシャー・ハサウェイは18日、「投資の神様」と呼ばれたウォーレン・バフェット氏(96)が会長を退任し、名誉会長に就いたと発表した。取締役には留任するが、60年以上続いた経営の中枢からは離れる。長期保有を主軸に置く「バフェット流」投資のけん引役としての役割は事実上終わりを迎えた。

 会長の後任には、バフェット氏の息子で33年間取締役を務めてきたハワード氏が就任。バフェット氏は、バークシャーの株主に宛てた書簡で、自身から最高経営責任者(CEO)を1月1日に引き継いだグレッグ・アベル氏(64)の経営手腕について「非常に大きく期待していたが、それを上回った」と評価した。

 書簡では「今が経営の移行を完了させるのに適切なタイミングだ」と表明。最近では1歳になったひ孫の方が「少し速く動いている」と冗談を交えながら、自らの老いを表現した。

 バフェット氏は1965年に経営不振の繊維会社バークシャー・ハサウェイを買収。近年は日本の五大商社の株式取得を進め、注目を集めた。