【ジャカルタ共同】インドネシア・南カリマンタン州沖で約240人を乗せたフェリーが転覆した事故で、救難当局は18日、新たに3人の遺体を収容し死者が計9人となったと発表した。発生から20日で1週間。船は逆さの状態で沈没しており、約130人が行方不明のままだ。
遺体は船内から見つかっており、救難当局は多くの人が閉じ込められたとみている。船を水深の浅い場所にえい航し、姿勢を戻して捜索する方針。
「目が覚めると船が傾いていた。救命胴衣をつかんで海に飛び込んだ」。救助された乗組員の男性は地元メディアの取材に、異変に気付いてから転覆するまで5分もかからなかったと証言した。
救難当局によると、船は12日に東ジャワ州から南カリマンタン州を目指して出発し、13日に転覆した。
地元メディアによると、船は昨年まで、北九州市と松山市を結ぶ波が穏やかな瀬戸内海の航路で使われていた。スラバヤ工科大のクトゥット教授(船舶工学)は「波の高いインドネシアの海に適していたのかどうか、検証が必要」と考える。






