男性が射殺された現場近くで警戒に当たるイスラエルの治安部隊=20日、ヨルダン川西岸中部(AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルが占領するヨルダン川西岸のユダヤ人入植地近くで20日、30代のイスラエル人男性が射殺され、当局は容疑者のパレスチナ人の男を逃走先の病院で拘束した。イスラエルメディアが報じた。極右のベングビール国家治安相は「死刑法が初めて適用される事案だ」とX(旧ツイッター)への投稿で主張した。

 イスラエル国会は今年3月、西岸のパレスチナ人が「テロ攻撃」によりイスラエル人を殺害して有罪判決を受けた場合、原則として絞首刑を科す死刑法を可決した。ベングビール氏が党首を務める「ユダヤの力」が主導した。イスラエル人は除外されるため、国連や欧州連合(EU)などから「差別的」だと強い批判が出ていた。