複数人の「どうしたら〜できるか」議論でアイデアが増えるイメージ

 ことわざでは「三人寄れば文殊の知恵」というが、過去の研究では、複数人でただ議論するだけでは効果が乏しいとされてきた。だが、先に「どうしたら〜できるか」という問いを複数人で考えてから議論するとアイデアが増えるとの研究結果を、大阪大などの研究チームが21日までに米科学誌に発表した。企業の企画会議や教育現場の探求学習で役立つかもしれない。

 「どうしたら」という問いを挟む手法は一人ではなく、複数人でやるから意味があるといい、研究に関わった大阪大大学院博士課程3年の高津遥さん(27)は「文殊の知恵に近づくヒントになるのではないか」と話す。

 チームは、大学生175人を対象に、歩きスマホについて考えてもらった。3人一組で、最初から解決策を考えるグループと、冒頭10分間で「どうしたら私たちは〜できるか」という形式に沿ってさまざまな視点で問いを考え直してから解決策を議論するグループに分け、提案数を比較した。