ドイツ・シュウェリンで、極右AfDが開いた北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州議会選に向けた集会=19日(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州で20日に実施された議会選で、反移民の極右「ドイツのための選択肢(AfD)」が勝利した。第1党となるのは3州目だが、いずれも単独過半数には届いておらず、これまでは連立相手が見つからずに政権構想が難航。戦後初の極右政権の発足には至っていない。

 ドイツでは、ナチス時代の教訓から排外主義的な政策を嫌う伝統的な主要政党がAfDとの連立や協力を拒否する「ブラントマウアー(防火壁)」を築いている。このためメクレンブルク・フォアポンメルン州では、2024年の東部テューリンゲン州と同様に、AfD以外の政党による連立政権の発足が濃厚とみられている。

 AfDが最も政権掌握に近いとされているのが東部ザクセン・アンハルト州だ。6日の州議会選では83議席中39議席を獲得し、単独過半数まであと3議席に迫った。

 だが主要政党が協力を拒否し、AfDは他党議員の個別の支持や協力の取り付けを目指す。