サウジアラビア東西パイプライン、ヤンブー、アブカイク、イラン、イラク、イエメン、エジプト

 【カイロ共同】ロイター通信は22日、サウジアラビア西部の石油輸出拠点ヤンブーからの輸出が22日中にも再開する可能性があると報じた。情報筋の話としている。サウジ国土の東西を結ぶ原油パイプラインが攻撃を受け、紅海沿いのヤンブーでの積み出しが停止。欧州向けの供給が不足する見通しだと報じられるなど影響が拡大していた。

 ロイターによると、パイプラインの稼働は再開したが、輸送量は低水準で推移している。国有石油会社サウジアラムコはコメントしていない。

 米イランの対立でエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖状態が続く中、サウジはヤンブーを経由する石油輸出を強化してきたが、パイプラインが10日に攻撃を受けた。イラクの親イラン武装勢力が攻撃したとの見方が出ている。

 サウジの石油輸出を巡っては、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が今月、紅海の出入り口に当たる要衝バベルマンデブ海峡周辺の都市や島を掌握し、ヤンブーのサウジアラムコの拠点も攻撃したと主張するなど妨害行為を続けている。