長期金利の指標となる新発10年債の利回りが一時3・075%を付けたモニター=24日午後、東京都港区の外為どっとコム
 長期金利(10年国債)の推移
 円相場(上)と長期金利の指標となる新発10年債の利回りが一時3・065%をつけたことを示すモニター=24日午後、東京都港区の外為どっとコム

 連休明け24日の国債市場で、長期金利の指標となる新発10年債(383回債、表面利率2・7%)の利回りが上昇し、一時3・075%を付けた。日本相互証券によると、1996年8月以来30年1カ月ぶりの高水準。前日に米長期金利が大きく上昇したことが日本国債にも波及した。

 23日に発表された米経済指標が市場予測を上回ったことで、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを進めるとの観測が高まった。金利の先高観から、米国債が売られて利回りが上昇したことが日本国債にも影響した。

 日銀は17、18日に開いた金融政策決定会合で利上げを決めたものの、2人の審議委員が反対。今後は日銀が利上げを決めにくくなり、インフレが進みやすくなるとの市場の懸念が長期金利の上昇圧力となっている。

 大阪取引所10年国債先物の中心限月である12月きりは24日、前週末比71銭安の124円60銭で取引が始まった。急激な価格変動を抑えるために取引を一時的に制限する「ダイナミック・サーキットブレーカー」が発動された。