【カイロ共同】米ブルームバーグ通信は24日、サウジアラビアの9月の石油輸出量が急増し、2月末の米イラン戦闘開始後で最高水準に達する見通しだと報じた。イランが事実上封鎖するエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡経由の輸出を急速に拡大していることが要因だとしている。タンカーの追跡データに基づく情報としている。

 ブルームバーグによると、サウジの9月の1日当たり平均輸出量は528万バレル。米イランの戦闘開始後では6月の465万バレルが最も多かった。今月後半以降は日本を含むアジア向けに約1億バレルを販売したとしている。タンカーがどのようにホルムズ海峡を通航しているかは言及していない。

 ブルームバーグが衛星画像を分析した結果、ペルシャ湾にあるサウジの主要石油ターミナルが活発に稼働している様子を確認したとも説明した。

 サウジは米イランの戦闘開始後、数カ月にわたりホルムズ海峡経由の石油輸出を控え、紅海ルートでの輸出を強化してきたが、国土の東西を結ぶパイプラインが10日の攻撃で損傷し、海峡経由での輸出を拡大している。