トランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州などは2日、トランプ政権が自動車の燃費基準を緩和したのは違法だとして、措置を無効とするよう求める訴訟を東部マサチューセッツ州のボストン連邦高裁に起こした。

 ニューヨーク州のジェームズ司法長官は声明で、基準が車両の燃費効率を向上させてガソリンの消費量を削減し、温室効果ガスの排出量削減に貢献してきたと指摘した。

 その上で「現政権は気候変動による災害から米国民を守る重要な政策を解体しようとしている」と批判。緩和は恣意的で行政手続き法やエネルギー政策・保全法に違反するとしている。

 訴訟には西部カリフォルニアや中西部ミシガンといった州のほか、シカゴ、サンフランシスコなどの市や郡も加わった。

 トランプ政権は9月28日に基準の緩和を最終決定。基準を厳しく設定し電気自動車(EV)の普及を推進したバイデン前政権の施策を転換した。