ルノワールの絵画が盗まれたフランス南部カーニュシュルメールの美術館の入り口=9月8日(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランス南部カーニュシュルメールの美術館で9月、印象派の画家オーギュスト・ルノワール(1841〜1919年)の絵画2点が盗まれた事件で、フランスメディアは9日、捜査関係者の話として盗まれた2点がいずれも見つかったと伝えた。警察は6人を拘束した。

 2点は「コロンナ・ロマーノ夫人の肖像」と「井戸端の若い女性」。9月8日に2人組が美術館に押し入り計4点を盗もうとしたが、うち2点は美術館の中庭で、すでに発見されていた。

 警察は今月7日、南部エロー県などで6人を拘束。うち2人は実行犯の疑いがあるとみられる。絵画の発見場所や損傷などは明らかにされていない。

 フランスメディアによると、美術館がある地元の市長は「2点は単なる芸術作品ではなく、街の歴史や遺産であり、見つかってほっとしている」との声明を出した。

 フランスでは昨年10月、パリのルーブル美術館から歴史的な宝飾品が盗まれる事件が発生。文化財の盗難が相次いでおり、警備体勢が批判されている。