9日、米ワシントンで記者団に話すトランプ大統領(ロイター=共同)
 トランプ米大統領(ゲッティ=共同)とロシアのプーチン大統領

 【ワシントン、モスクワ共同】トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は9日、電話会談した。トランプ氏は交流サイト(SNS)で、ロシアが米国や国際市場への軽油の供給で合意したと表明。「ロシアは直ちに30万トン超を供給する」とし、市場価格の下落につながると主張した。米財務省はロシアの軽油に対する制裁緩和を発表した。プーチン氏も石油や石油製品を供給する用意があると確認した。

 米国では政権の審判となる11月3日の中間選挙を控え、中東情勢の混乱で高騰した燃料価格への不満が強い。トランプ氏にはロシアとの合意で政権の対策を有権者にアピールする狙いがある。ホワイトハウスで記者団に「わが国に大量に入ってくる。プーチン氏に感謝したい」と述べた。

 ただウクライナによる製油所攻撃が激化するロシアでは国内の燃料供給が停滞しており、国外への軽油供給が合意通り実現するかどうかは不透明だ。

 米財務省は制裁緩和に関し、輸入などの取引を来年4月7日午前0時1分まで認めるとした。