ブラジル大統領候補のフラビオ・ボルソナロ上院議員(左)とルラ大統領(AP=共同)

 【サンパウロ共同】ブラジルで25日に行われる大統領選決選投票に向け、親米右派フラビオ・ボルソナロ上院議員(45)が支持拡大に奔走している。4日の第1回投票で敗退した右派候補を中心に着々と支持を取り付け、世論調査では僅差で先行する。左派ルラ大統領(80)は戦略の見直しを迫られ、苦戦を強いられている。

 第1回投票ではボルソナロ氏が得票率47・03%で首位。2位のルラ氏は45・16%で、両氏の差はわずか1・87ポイントだった。決選投票を想定した8日公表の世論調査では、ボルソナロ氏が支持率49%。ルラ氏が45%で追う展開となっている。

 ボルソナロ氏は第1回投票後、3位以下となった各候補に接近。3位の中道派、5〜6位の右派候補らからの支持獲得に成功した。

 ボルソナロ氏はトランプ米大統領と良好な関係を築いたジャイル・ボルソナロ前大統領の長男で、トランプ氏を慕う。

 地元メディアによると、ルラ氏陣営はボルソナロ政権が誕生すれば年金受給額が減る可能性があるなどと訴え、批判を強める方針で、舌戦は激しさを増しそうだ。