イエメンの親イラン武装組織フーシ派支持者ら=9日、イエメン・サヌア(AP=共同)

 【カイロ共同】サウジアラビアの首都リヤドの空港が10日に攻撃され、多数の死傷者が出た。サウジ側は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が実行したと非難。エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の代替路であるバベルマンデブ海峡の周辺を掌握したフーシ派に攻勢を仕掛けたが、フーシ派から空港を重点的に攻撃され、防衛の脆弱性を露呈する状況となった。

 サウジはイエメン暫定政権を支援し、連携しながらフーシ派を攻撃している。攻勢の狙いの一つは、紅海の出入り口に当たるイエメン沖バベルマンデブ海峡の開放だ。

 フーシ派はサウジの船舶に対する海上封鎖を宣言。9月に同海峡の周辺地域を掌握した。米イランの戦闘の影響でホルムズ海峡の不安定な状態が続く中、サウジにとって経済の柱である石油の輸出で重要性が増すバベルマンデブ海峡をフーシ派に押さえられた状態は容認できなかった。

 これに対しフーシ派はリヤド、南西部アブハの空港などを標的にした。フーシ派は11日、サウジの空港や領空について「われわれの軍事作戦の舞台だ」などと訴え、攻撃を続ける姿勢を示した。