AsiaNet 201893 (0189)
【楊陵(中国)2026年10月13日新華社=共同通信JBN】第33回中国楊陵農業ハイテクフェア(China Yangling Agricultural Hi-Tech Fair)と2026年上海協力機構(SCO)農業博覧会(SCO Agricultural Expo)が、中国の「農業科学都市」として知られる陝西省楊陵で、10月25日から29日まで同時開催されます。
これらのイベントは、それぞれ「新質生産力」、「実務協力の深化」に焦点を当て、農業科学技術、産業、貿易における世界のリソースを結集させ、国際的な農業協力のための高水準のプラットフォームを活用することによって、緊密なSCO農業協力共同体の構築に向けて、中国の農業の強みを注ぎ込みます。
今年の開催には6つの主要な見どころがあります。世界最先端の農業科学技術の成果が展示されます。
SCO農業博覧会のために専用の独立パビリオンが初めて設置されます。合計85社の国内企業が組織され、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンなどの国々の市場を開拓します。
主催者は、屋内展示、農場での実演、オンライン配信、海外巡回展を網羅する展示システムを最適化し、専門性を高めます。
中国農業科学院(Chinese Academy of Agricultural Sciences)とのパートナーシップのもと、「Yangling Agricultural Innovation Hub(楊陵農業イノベーションハブ)」が立ち上げられる予定です。このハブは、技術移転と商業化に特化した、権威ある情報発信プラットフォームとして機能します。
中国国内の100県を対象とした、ライブ配信による特産農産物のプロモーション企画がJD.comや抖音(Douyin)などのオンラインプラットフォーム上で実施されます。これにより、農業生産者とバイヤーを結ぶワンストップのプラットフォームが構築されます。また、プラットフォームの優位性を具体的な発展の成果へと転換していくことが最優先されます。
1994年に創設された中国楊陵農業ハイテクフェアは、これまでに32回連続で開催されてきました。「Olympics of agriculture(農業のオリンピック)」と称される同フェアは、中国の農業開放における重要な窓口であり、農業分野の「新質生産力」を育む中核的なプラットフォームになっています。
これまでに同フェアは、80を超える国と地域から参加者を集めてきました。国内外から3万を超える農業関連企業や研究・教育機関が参加しています。3500万人以上の貿易業者や来場者が訪れ、20万点を超えるプロジェクトおよび製品が展示されました。
ハイテクフェアと同時開催されるSCO農業博覧会は、上海協力機構(SCO)の枠組みのもとで開催される初の多国間農業展示会です。
2022年の立ち上げ以来、このフェアは年々規模を拡大し、その知名度を高めてきました。SCO加盟国は、2024年および2025年の開催にも代表団を派遣しました。
展示会、会議、研修、ビジネスマッチングを特徴とするこの博覧会は、互恵的な貿易と技術交流を推進しています。技術の共有、成果の展示、貿易協力、および産業能力連携を統合した国際的なプラットフォームへと成長しました。
今回開催されるイベントは、国内展示と海外展示の2つの主要な部門で構成されます。
国内ゾーンは、SCO加盟国の農業展示、最先端の農業ハイテクの成果披露、国際的な農業協力に関する展示、およびクロスボーダー(越境)商品体験エリアを網羅します。
海外展示は、ウズベキスタンのTashkent Trade Center(タシケント貿易センター)と、キルギスのChina-Kyrgyzstan Apple Demonstration Orchard(中国・キルギスリンゴ実証果樹園)で開催される予定です。これにより、国内外が連携したイベントのレイアウトが構築されます。
「国内会場と海外展開」を組み合わせたこのデュアルトラック方式は、時間的および地理的な壁を打ち破り、楊陵での短期的な現地展示という枠を超えます。
国内会場では、世界中から参加者が集まり、成果の披露、商談、技術セミナーが行われます。海外でのロードショーは、優れた農作物の品種、栽培技術、スマート農業機械の輸出を支援し、実践的な研修と組み合わせて展開します。こうした取り組みにより、先進的な農業技術が形あるものになり、現地での導入を支援します。
このモデルは、ユーラシア全域におけるSCO農業博覧会のブランド影響力を拡大します。また、国境を越えた技術移転、現地での人材育成、実践的な産業マッチングのための道を開きます。さらに、SCO関連の農業協力が、短期的なイベント交流から長期的な産業協力へと移行するよう促します。
楊陵から、農業技術は「一帯一路」構想沿線のより広範な農地へと広がっています。世界の農業イノベーションの集結にとどまらず、この2つのイベントは、中国と海外の農業を結びつけ、科学技術と産業をつなぐ架け橋としての役割を果たしています。
地元政府によると、楊陵は今後も農業の対外開放を拡大していきます。SCO加盟国においてより多くの科学的成果が根付くよう支援し、より多くの合意を具体的な発展の成果へと変えていく方針です。
ソース:The 33rd China Yangling Agricultural Hi-Tech Fair and the 2026 SCO Agricultural Expo










