今年の「西大寺会陽」で宝木を奪い合う男たち=2月、岡山市
 来年の「西大寺会陽」で宝木の争奪戦実施を見送ることを決めた奉賛会の会合=20日午後、岡山市

 「裸祭り」として知られる室町時代から続く岡山市の伝統行事「西大寺会陽」で今年、宝木の争奪戦に参加した男性2人が死亡した事故を受け、西大寺会陽奉賛会は20日、来年の争奪戦の実施を見送ることを決めた。安全が確保できないことを理由に、争奪戦を含む、奉賛会が主催する行事の一切を行わない。

 奉賛会は7月、外部有識者で構成される検討委員会を設置。再来年以降の開催方針や安全対策を協議し、12月をめどに提言をまとめる。

 大森実会長は報道陣の取材に「まだ検討委の結論も出ていない。来年の争奪戦を安全第一に行うことは難しい」と説明した。再来年以降の開催については、提言を踏まえて検討するとしている。