少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は岐阜東高校(岐阜市)の黒田誠二校長(68)です。岐阜地区の私立高校として5年連続現役進学率トップを誇る進学校ですが、近年の教育コンセプトは「80点+α(プラスアルファ)」。受験勉強に全力を振り向けるのではなく、合格点はキープしつつ、実践に基づく学びや表現力の向上をねらった多彩なプロジェクトを提供しています。結果的に進学実績の向上や受験者数の増加にもつながっているという、プロジェクトの中身とは。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
―特色は。
主に国公立大学受験を目指す「蛍雪」、難関私立大学受験に対応した「進学」、併設する岐阜東中学校から進学する「特進」の普通科3コースがある。男子校としてスタートし、理系に強い実績もあって以前は男子の方が多かったが、現在は女子生徒も増え、ほぼ半々となっている。
大学受験を最終目標にする普通科は、教育課程で特色を出しにくい。どうにかして本校ならではの魅力を打ち出したいと、5年前に始めたのが、医療系への進学希望者を対象とした特別活動の「メディカルプロジェクト(メディプロ)」だ。学年を問わず参加者を募り、医療系大学へのキャンパスツアーや病院での体験学習などを催している。難関である医療系学部の受験に向け、専門家の話を聞くセミナーや小論文対策講座も行っている。
本校では、毎年3割ほどの生徒が医療系への進学を希望する。近年はメディプロを目当てに入学してくる生徒もおり、関心が高まっていると感じている。
―メディプロ立ち上げのコンセプトは。
「80点+α」。高校での大きな目標として大学受験があるが、受験100点主義でいけば余裕のない高校生活となってしまう。80点、つまり...









