新型コロナウイルス禍や原油高騰による飼料の値上がりで打撃を受ける牛農家を支援するため、岐阜県高山市は24日、干し草など「粗飼料」の購入補助を始める方針を明らかにした。同様の補助は県内では初めて。

 西倉良介副市長が記者会見で発表した。粗飼料の購入額を1年前と比べて、差額の二分の一を補助する。市は、6月定例市議会に事業費8400万円を盛り込んだ補正予算案を提出する方針で、7月からの給付を目指す。西倉副市長は「飛騨牛や飛騨牛乳のブランドと生産者を守っていきたい」と話した。

 対象は市内で肉用牛や乳用牛を育てる農家で、市畜産課によると、約180軒ある。穀物価格の上昇やコンテナ船の不足などから飼料価格は上がっており、現時点で国からの補助がない干し草やわらといった粗飼料に限定する。