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「金」と47秒台目標 パラ陸上男子100m、400m・石田駆選手



 東京パラリンピック開幕まであと半年。パラ陸上出場内定が有力の石田駆選手にコロナ禍で過ごした1年や、大会に向けた目標を聞いた。

 昨年4月1日時点のパラ陸上の東京パラリンピックランキングで、県ゆかりの選手としてパラリンピック2人目の出場内定が有力視されながら、直前で延期が決定。内定も1年持ち越しとなったが、400メートルなどで出場を狙う上肢機能障害の石田駆(愛知学院大、岐阜聖徳高出)は「金メダル獲得、世界記録更新の目標は今も変わっていない」と視線はしっかりと今夏を見据えている。

 延期決定後の4月には緊急事態宣言の発令で、大学の部活動が停止に。公共の競技場も使えなくなり、練習環境は制限された。「自分自身もそうだけど、他の陸上選手にとっても苦痛だったと思う」と振り返る。「(宣言発令当初は)一番きつかった」と思い通りに練習できないもどかしさが募った。

 競技場で練習ができるようになり、8月には大会にも出場できたが、腰を痛めるなどけがが続いた。苦難の連続だったが、だからこそ感じたこともある。集団練習できない中で、自ら計画を立て、目標に向けステップアップすることの大切さを実感。「ケアの大事さも改めて感じた。けがで自分と向き合うことができた」とマイナス要素も今では前向きに捉えている。

 4月で大学4年生。最終学年は「競技者としてはなんとか開催してほしい」と熱望するパラリンピックでの好結果に加え、入学当初から目指してきた日本学生対校選手権(インカレ)出場も掲げる。いずれも達成するためには、400メートルは「47秒台が必要」と石田。パラ陸上を始めてからの自己記録は49秒44で、1秒以上の更新が必要だが、悲観はしない。「今はコンディションもすごく良い。しっかり仕上げていく」と高みを目指して突き進む。

カテゴリ: スポーツ 動画