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公衆電話、使い方知ってる? 覚えておきたい便利機能たくさん



 街角にたたずむ公衆電話。携帯電話やスマートフォンが普及し、近年では使い方を知らない世代が増えているが、公衆電話には災害時や緊急時に役立つ機能が満載だ。9月は「防災月間」。万が一に備えて一度、電話ボックスの扉を開けてみてはどうだろうか-。

街角の公衆電話。近年は影を潜めるが、実は非常時に役立つ機能が満載だ=岐阜市内

どうやって使うのか

 公衆電話はまず、「受話器をとる」のが第一だ。子供には「受話器ってどれ?」と言われるかも。受話器を上げずにお金を入れると、お金が下から出てきてしまう。緊急通報の赤ボタンを押す時も同じだ。

 受話器をとったら、10円か100円を入れる。お釣りは出ない。「ツー」という発信音が聞こえたら、電話番号を押そう。

緊急通報ボタン。いざというときに冷静に使えるよう確認を

 緊急通報をする場合は、赤いボタンを押して、同じく発信音が聞こえたら番号を押す。事件・事故は「110」、消防や救急は「119」だ。お金はいらない。

災害時に強い公衆電話

 緊急時の110番や119番が無料であることはよく知られているが、停電でも使えると知っているだろうか。災害が起きた時に通信手段を確保するためで、大規模災害の場合には通話料が無料化されることもある。

 また、一般電話より優先的につながる「災害時優先電話」であり、発着信が集中する状況でもつながりやすい。災害時の家族の安否確認や災害用伝言サービスの利用などには公衆電話が強みを発揮する。

特設公衆電話の設置進む

 NTTと自治体との連携も進んでいる。被災者の連絡手段を確保するため、避難所に設置する「特設公衆電話」について、NTTと各自治体とが協定を結んで事前設置工事を進めている。

公衆電話の役割について語るNTTビジネスソリューションズ岐阜の三和淳一郎課長=岐阜市内

 岐阜県ではすでに全42市町村がNTTとの協定を終えており、2021年末には全ての自治体で回線の工事が終わる見通し。自治体が避難所となる場所にあらかじめ電話機を用意しておくことで、災害時に速やかな特設公衆電話の設置が可能となる。
 
 公衆電話を使った経験がない世代が増えているため、近年では全国各地の小学校などで使用方法の教室が開かれてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で開催がしづらい状況。防災月間を機に、家族で災害時の避難場所や連絡方法、公衆電話の使い方について確認してみるのもいいだろう。

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公衆電話の使い方を知らない世代が増えている。一度体験してみてはどうか

カテゴリ: くらし・文化 社会