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岐阜5区「自民1強」構図に変化 ベテラン、若手が激突



スーパーマーケットの前で買い物客らに向かい演説する候補者=23日午後、土岐市内
スーパーマーケットの前で買い物客らに向かい演説する候補者=23日午後、土岐市内

 衆院選の公示から初の週末を迎えた23日、11選を目指す自民前職に、野党の新人・元職3人が挑む構図の岐阜5区では、各候補がマイクを握り、舌戦を展開した。序盤情勢で立民新人今井瑠々候補(25)の猛追が伝えられた自民前職古屋圭司候補(68)は県外での応援演説を済ませて急ぎ個人演説会に駆け付け「攻撃こそ最大の防御」と支持者らに票の掘り起こしを求めた。今井候補は精力的に街頭演説などを進め「厳しい戦況だが、本気で挑んで勝ちにいく」と勢いに弾みをつけたい構えだ。維新元職の山田良司候補(61)と共産新人の小関祥子候補(68)も街頭に繰り出して無党派層への浸透を図るなど、中盤戦は熱気を帯びている。

 「地盤も看板もお金も知名度もないが、志はある」。今井候補は土岐市と瑞浪市を選挙カーでくまなく巡り、声を張り上げた。緑色のジャンパーとピンク色のスニーカー姿で、街頭に集まった有権者に駆け寄っては笑顔でグータッチを交わした。半年前から駅前などでの街頭活動に精力的に取り組み、企業経営者へのあいさつ回りも進めた。公示後は連日、朝から晩まで街頭に立って声をからしている。選対幹部によると、序盤情勢で接戦が伝えられると、陣営には「どこで本人の話が聞けるのか」との問い合わせが増えたという。今井候補は「厳しい戦況に間違いはなく、本気で挑んで勝ちにいく」と気を引き締める。

 古屋候補は、旧民主党が自民、公明両党からの政権交代を実現させた2009年衆院選で小選挙区で新人に敗れ比例復活で当選を決めたが、以降はいずれも大差で他候補を退けてきた。今回立民が擁立したのは全国小選挙区で最年少の女性。古屋陣営は序盤情勢を受け、未知数の新人候補に警戒感を強める。「比例復活当選を許さないくらい、圧倒的多数で勝利を」。23日夜に恵那市長島町で開いた個人演説会で選対幹部は力強く訴えた。古屋候補は、県外に応援に出ており、演説会には途中から合流。閣僚経験もあるベテランならではの制約もある中で「攻撃こそ最大の防御。『実現する政治』を実践させてほしい」と支援を求めた。

 自民県議の1人は「新型コロナウイルス下で、人が集まらなくても大丈夫という雰囲気があった」と油断していたことを明かす。22日に恵那市で開かれた集会では(刺客を差し向けられた)05年の郵政選挙を引き合いに、げきが飛んだ。陣営は「接戦との情報で組織が締まった」と受け止める。

 一方、維新元職の山田候補は自転車などで市街地を回り、共産新人の小関候補は各地を巡って支持を訴えた。

カテゴリ: 衆院選