列車内で刃物男役を取り押さえる恵那署員ら=8日午前、恵那市明智町、明知鉄道明智駅

 東京都調布市を走行していた京王線特急の乗客刺傷事件を受けて岐阜県警と恵那署、明知鉄道は8日、恵那市明智町の明知鉄道明智駅で、列車内で刃物を持った不審者を取り押さえる合同訓練を実施した。県警が県内の鉄道車両内で不審者を確保する訓練を行うのは初めて。

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 訓練は、県警機動隊、同鉄道警察隊、恵那署、明知鉄道の職員ら30人が参加した。列車内に刃物を持った男がいると110番があったとの想定。署員らが駆け付け、切りつけられけがをした列車内と駅ホームの乗客の搬送手順を確認した。乗客らの避難誘導に続き、本番さながらに警棒や刺股なども使って刃物男役を取り押さえた。

 またテロ対応訓練を行い、不審者が列車内に液体をまき、居合わせた乗客が目や喉に痛みを訴えているとの想定で、不審者の確保、不審物の除去といった一連の連携を確認した。

 恵那署の保母将史地域警備課長は「当初はテロ訓練のみを予定していたが、京王線の事件があり、刃物男を取り押さえる訓練を実施した。声掛けから制圧まで手順を確認できた」、明知鉄道の渡辺康正専務は「訓練の経験を生かし、乗客の安全を確保したい」と話していた。