岐阜市の芸妓(げいこ)団体「鳳川伎連(ほうせんぎれん)」で修業した喜久すゞ(きくすず)さんが12日、舞妓(まいこ)としてデビューした。鳳川伎連によると、県内で舞妓は喜久すゞさんが唯一の存在で、コロナ禍で宴会需要が減少する中、業界の期待は大きい。喜久すゞさんは「みんなにかわいがってもらえる舞妓になりたい」と意気込んでいる。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」岐阜市出身の20代で、身内に芸の経験者はいない。アルバイトとして市内のカフェで働く様子を鳳川伎連の関係者が目にし、接客のセンスを見込んでスカウトした。これに対し、喜久すゞさんは、2年ほど前に三重県内の旅館で着物を着て接客をした経験などから「興味がある」と応じて、芸者の世界に飛び込んだ。
今年7月から舞と鼓、所作を中心に稽古した。芸名は鳳川伎連代表で幇間(ほうかん)の喜久次さんから「喜久」の字をもらい、「よく鳴る鈴」と「よく成る鈴」をかけて、字画を考慮して「喜久すゞ」とした。喜久すゞさんはこれまでの稽古に触れ「鼓が鳴るようになるなど上達が実感できると楽しい」と話している。喜久次さんは「人と話をするのが好きな時点でまず合格。楽しんで続けてもらい、ゆくゆくは芸妓(げいこ)になってほしい」と期待を込める。
12日は市内約20カ所の料亭や旅館、岐阜市役所を巡って関係者にあいさつし、同市伊奈波通の伊奈波神社と岐阜善光寺にお参りした。26日にお披露目の宴席を開く予定。










