新型コロナの影響で、まだ大声を出した応援はできない状況も踏まえて、演奏曲を選んだ。同じようなテンポの曲をそろえた2パターンのメドレーを用意し、攻撃が続く限りは休むことなく演奏し続け、ナインを後押しする。

 

 奇数回には「アフリカン・シンフォニー」や「ロッキーのテーマ」など3曲、偶数回は「サウスポー」や「紅」など4曲をメドレー形式で演奏。選手が安打を放てば「ファンファーレ」で一層盛り上げ、さらに、得点したイニング終了時には、オリジナル曲の「OK」で、押せ押せムードの熱気を高める。

 本番では、全国舞台でも活躍するバトントワリング部が演奏に花を添え、一体となった応援でスタンドをけん引。11年ぶり2度目の夏の甲子園出場を目指すナインを全力サポートする。

 吹奏楽部長の3年小川あこさん(17)は「楽しく、大きな音で、野球部のみんなに届くようにしたい」と意気込む。顧問の白木晃一朗教諭(29)は「とにかく熱い応援を」と話した。