新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国各地のスポーツイベントの中止や延期が相次ぐ中、今月中、下旬に予定され、岐阜県勢が出場予定だった高校の各競技の全国選抜大会(選手権含む)も、4日までにほとんどが中止となった。県高体連の野田正明会長(岐阜総合校長)は「やむを得ないということは大前提としてあるが、生徒が頑張ってきただけにかわいそう」と選手の心情を察した。

 県勢は団体・個人種目合わせて23競技に出場予定だったが、2月下旬から次々に中止決定の判断がなされ、4日もライフル射撃の選抜大会中止が決まった。

 昨年の全国総体フェンシング男子フルーレの優勝メンバー全員が残る大垣南。今年は全国総体、国体との3冠も狙っていただけに、西脇一徳監督も「(3冠のための)スタートだっただけに残念」と漏らした。4日、新学年の教材販売の関係で来校した生徒と個別で話した際は、落胆した様子の生徒もいたという。同校はフルーレ以外の種目でも出場が決まっており、「高校で競技を始め、今回の大会で注目を浴びるはずの選手もいた」と西脇監督。

 ソフトボール女子で2年ぶりの出場が決まっていたのは多治見西。大会中止に涙を流す選手もいたという。上松美香子監督は「子どもたちは楽しみにしていたので残念だが、死者も出ており、今回はどうすることもできない」と語る。「目標も全国総体での日本一に切り替え、部活動が再開できるようになったらまた全員で頑張っていく」と前向きに話した。

 野田会長も「全国総体など次の目標に向けて気持ちを切り替え、頑張ってほしい」と話した。